生活習慣病と看護師の仕事

生活習慣病を基礎疾患として抱える患者は、近年ますます増えています。

生活習慣病とは、食生活や運動、喫煙や飲酒などの生活習慣によって引き起こされる病気のことです。代表的なものとして、高血圧、高脂血症、メタボリックシンドローム、脂肪肝などが挙げられます。こうした病気は、やがて糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中といったより深刻な病気を引き起こしかねません。

生活習慣病の予防や治療には、患者自身の心がけや努力が欠かせません。
そして、その患者をサポートする上で看護師の役割は重要です。多くの患者にとって最も身近な医療従事者は、看護師でしょう。看護師は、生活習慣病の治療や予防に取り組む患者の相談にのったり、アドバイスを与えたりすることがあります。しかし、誰にとっても、それまでの生活習慣を変えるということは、そう簡単なことではありません。
「美味しいものが食べられないとストレスがたまる」「もともと運動は嫌いだ」などと患者が不満を口にすることも多いでしょう。そのような患者の心に寄り添いつつ、正しい生活習慣の大切さを伝えることは、看護師にとって大切な仕事の一つです。

このようなことから、生活習慣病に関する正しい知識に加え、生活習慣を変えていくのが難しい患者を精神的にサポートしていく方法についても学ぶことは大切です。そうすることによって、患者を身体的にも精神的にもケアしていくことができ、看護師としてのやりがいを見出していけるでしょう。
尚、生活習慣病に関する情報は生活習慣病を撃退せよ!でも得ることが出来ます。